水と健康の関係性

「水をたくさん飲むと健康に良い」という話はよく聞くと思います。

人間の身体の60%は水分でできており、酸素や栄養素を運んだり体温を維持したり、

老廃物の排出などの生命維持に必要な役割を担っています。

それだけの役割を担う水分なので、「水は健康に良い」というのはなんとなく

イメージできるのではないでしょうか?

本記事では、水の健康&美容効果を掘り下げてご紹介します。

さらに、健康効果を高める水の飲み方もご説明するので、

ぜひチェックしてみてください。

 

             一日に必要な水の量

 

身体からは1日に1.5L~2Lの水が失われていると言われます。これに対して、毎日の水分補給としては①3度の食事から摂取する水が0.6L~0.8L②代謝水と呼ばれる「体内の化学反応で出来る水分」が0.2L~0.3L③残りの0.8L~1Lは飲料として摂取しています。このうち飲料水は一度に沢山ではなく小まめに飲む事が大切です。

 

               飲み水の種類

 

大きく5つに分類されます。①ミネラルウォーター=地下水を原水とする飲料水をいいます。ミネラル(無機質)の成分の規定はありません②硬水と軟水=「硬度」は水に含まれれるカルシウムとマグネシウムの合計量を表します。含まれる量が、ある値より少ないものを軟水、多いものを硬水と呼んでいます。アジアの稲作地帯には軟水が多く日本人はこの軟水を好みます③海洋深層水=200mより深い海から採水して塩分を除いた水です。汚染がほとんど無く、清浄でミネラルが豊富に含まれています④イオン飲料=スポーツドリンクなどで、体液とほぼ同じ成分です。スポーツなどで大量に汗をかいた時などに、体内の環境を維持するのに役立ちます⑤アルカリイオン水=カルシウムイオンを含む水を電気分解して作ります。市販の水もありますが、整水器が家庭用医療機器として認められています。

 

             高齢者の注意点

 

加齢してくると、体内で水分が不足した場合でもノドの渇きを感じなくなります。小まめな水分補給が大切です。しかも、老廃物を体外に出すために若い頃より多くの水分が必要となります。腎臓の機能が低下して血液のクリーニング能力が落ちるためです。水分が少なくなると、血液がドロドロになって流れにくくなり、脳梗塞の危険が高まります。特に寝る前や入浴後には水分を補給するようにしてください。