筋肉が分解してしまう理由

皆さんこんにちは新實です

「筋肉が分解する」


トレーニーにとってなんて恐ろしいフレーズでしょう。
ああ恐ろしや。。。

筋肉が合成される状態をアナボリック、逆にこの分解される状態をカタボリックと言います。
アナボる、カタボる、のように動詞的に使われたりもします。

このカタボリックさんですが、結構油断なりません。
頑張ってトレーニングしてなんとか付いてくれた筋肉も気をつけないと結構簡単に無くなってしまうんです。

ということで今回はこのカタボリック防止法をいくつかご紹介させていただきます。
アンチカタボリックです。

カタボリック防止法その1:長時間空腹にしない

まず何より大事なのが食事です。 栄養補給です。

体は食事をしたらアナボリックモードになり、空腹になるとカタボリックモードになっていきます。

カニズムを簡単に解説します。

空腹を感じる時というのは、血糖値が下がっているときです。
人間のエネルギー源である「糖質」の血中濃度が下がっているので、脳が「エネルギー補給して!」というサインを空腹として出すんですね。
それでもエネルギーが補給されないと、予備タンクのエネルギーを使います。
その予備タンクが筋肉です。

筋肉を構成するタンパク質が分解されてアミノ酸になり、アミノ酸が糖質に転換されます。
この現象を「糖新生」と呼びます。

脂肪から先に使ってくれよ・・思いますが、筋肉から先に使っちゃうんです。
その方が手っ取り早いんだとか。

丸一日糖新生が続くと約1kgもの筋肉が失われてしまいます!

空腹を感じたら筋肉が減り始めている!と言っても過言ではないでしょう。

そんな時はEAAとかBCAAといった吸収の早いアミノ酸を補給しましょう。

カタボリック防止法その2:心にストレスを感じない、溜めない

筋肉に対してはストレスを与えることは大切ですが、心に対してストレスは不要です。

心にストレスを感じ続けると、コルチゾールというホルモンが分泌されます。
このコルチゾールは最近はキラーホルモンという呼び方もされていて、本当に怖いやつです。

先日テレビで観ましたが、震災後の避難所や車中などのストレスにさらされた生活を続けることで、コルチゾールが原因で体や心に深刻な問題が発生してしまう人もいるのだとか。

当然筋肉にとっても大敵で、ストレスを感じたらカタボリックモードです。

しかし、言うは易く行うは難しです。

「ストレスを感じるな」と言われても普通に生活していたら無理です。
私自身、毎日通勤ラッシュに揉まれながら出勤するサラリーマンですが、自分で気づく気づかないを含めて結構ストレスは受けていると思います。

私はトレーニングが好きなので、トレーニングしているとストレス発散になっています。
あとは出来るだけおおらかに、心に余裕を持って生きるようにしてます。

ジムでも混んでいたりで、やりたい種目が出来なくてもイライラせず、プラスに考えて出来る種目をやるようにしています。

カタボリック防止法その3:筋トレや有酸素運動をやりすぎない オーバーワークに注意

筋トレはアナボリックと同時にカタボリックの作用も併せ持っています。
このため、同じ筋肉を毎日筋トレするのはNGです。

有酸素運動にも、筋肉のカタボリック作用があるので、多くても週に3回、1回30分くらいまでにしましょう。

それでは失礼します。